音の写真展「I Ru」
音と絵の力を融合させた写真展が11月5日から9日まで神戸市会中央区加納町6-4-1東遊園地URBAN PICNIC「ラウンジ」にて開催。
平日:11:00~19:00(※初日は16:00~)
土曜:09:00~13:00
写真家:ラウリス・ヴィークスネ。7月27日から28日まで日本の東京で、9月2日から10月7日までラトビアのリーガで撮影された合計37枚の写真。モデル:青年合唱団BALSIS(ラトビア、リーガ) と混声合唱団SCATOLA DI VOCE(日本、東京) の歌手たち。各合唱団について詳しくは、「BALSIS」と「SCATOLA DI VOCE」をご覧ください。
本展では、ラトビア民謡「吹け風よ」のアンドレイス・ユルヤーンス編曲と、岡野貞一と高野辰之による「ふるさと」が響きます。
歌い手:「BALSIS」と「SCATOLA DI VOCE」の全員と個別に各員。日本で2024年9月1日から30日まで、ラトビアで10月7日から15日まで録音されました。
象徴:古来のラトビア文様は、何世紀にもわたって、自然と人間の密接な関係を解説する象徴的な意味を担うものとして機能してきました。日用品、衣服、儀式などに使用されるため、実用的な応用も可能です。ラトビア文様に籠められたメッセージはバルト神話に根ざしており、保護、幸福、精神性に関連しています。そのうちの一部は、土着のラトビア神道の神々を表しています。時代の境界を超えて、記号の象徴的な意味は今も生きており、宝飾品や衣服、デザインや建築、儀式、芸術作品やタトゥーの芸術にも活用されています。それらは、伝統を活かし、文化的で歴史的な富を保存し、情報を次世代に伝えるのに役立つ国民アイデンティティの象徴となっています。
俳句:本展の制作中、アルヴィス・オストロヴスキスは、一連の文様と表意文字を、ラトビアと日本の文化空間で認識される詩の形にして表現しました。ラトビア文様と漢字に特徴的なリズム、哲学的背景と解説の層を強調することで、伝統的な17拍の俳句は瞬間の証を作成して、人間と自然の間の調和のとれたつながりを明示するものとなります。視覚的に示されるものと口頭で歌われるものの間のこの均衡点は、要点を説明するのに役立ちます。
クリエイティブチーム:発想者で「BALSIS」の指揮者のインツ・テテロヴスキス、キュレーターで俳句作家のアルヴィス・オストロヴスキス、写真家のラウリス・ヴィークスネ、企画主任のエミーリヤ・ルータ・ウアズアリニャ、ラトビア文様専門家で日本語翻訳家のウギス・ナステビッチ、英語翻訳家のイローナ・ブルーヴェリス、音響監督のグスタヴス・エーレンプレイッス、IT担当者のヤーカブス・レイニス、「BALSIS」の歌手たち、「SCATOLA DI VOCE」の歌手たち及び団長の近藤恭奈。
本展のご案内
本展を十分に楽しむためには、次のものが必要です。
スマートデバイス
インターネット接続
QRコードリーダー(※)
各写真にはQR コードが付いており、QR コードを読み取ると、写真に写る歌手の声を聞くことができます。
全員による録音が室内で継続的に再生され、選択した歌手の声がスマートデバイスで鳴りますので、音量調整をご確認ください。
QR コードは音源と共に、歌手の名前、その文様と俳句の翻訳を表示します。
※写真に付いているQRコードを読み取るスマートデバイスのリーダーに問題がある場合は、Google PlayまたはApp Storeで入手可能なQRコードリーダーをダウンロードしてください。
本展には、リーガ市議会、神戸市会、ラトビア投資開発庁、株式会社「Riga Wood Baltic」のご協力いただきありがとうございます。
本展では、古代のラトビア文様と日本語における漢字が使用されており、その内容と意味は文化遺産、神話と民族学に基づいて解釈されています。響く写真展は非政治的であり、特定のイデオロギー的、宗教的、または社会的な見解を表現することを目的としたものではありません。
詳しくは、balsis.lv をご覧ください。